【問題1】金利の説明について、以下の文章が、それぞれ正しいか否かを答えてください。
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1.「利率」とは、金融商品などの元本に対する利息の比率を表し、また、一般に「利回り」といえば「年平均利回り」のことをいい、平均して1年間に元本の何%の収益が得られたかを表します。
2.将来のある時期に、ある一定の金額を受け取るために現在用意しなければならない金額を「現価」といいます。
3.現在用意している金額を、一定の利率で一定期間運用した結果の金額を「終価」といいます。
4.複利運用では、通常、「利率」よりも「年平均利回り」のほうが数値は大きくなります。
複利運用では、通常、「年平均利回り」よりも「利率」のほうが数値は大きくなります。
【問題2】金利が決まる要因について、以下の文章が、それぞれ正しいか否かを答えてください。
1.金利は、お金を貸し借りする際の利息(価格)であり、普通の商品を売買するときと同様に、重要と供給のバランスで決まります。
2.金利が低ければ設備投資等への資金需要が高まり、企業の生産活動が活発になります。
3.日本銀行が金融政策を発動し金利を調整することになるのは、景気が低迷して物価が下落するデフレーションや、景気が過熱して物価が上昇するインフレーションとなったときなどです。
4.金利が低くなりすぎると、生産や消費といった経済活動全般が抑制され、景気は後退局面に入っていくため、資金需要は増加し金利は上昇する方向に向かいます。
金利が高くなりすぎると、生産や消費といった経済活動全般が抑制され、景気は後退局面に入っていくため、資金需要は減少し、結果的に金利も下がる方向に向かいます。
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【問題3】金利の種類および金融商品について、以下の文章が、それぞれ正しいか否かを答えてください。
1.金利を分類する方法には、「規制金利」と「市場(自由)金利」、「短期金利」と「長期金利」があります。
2.「短期金利」は期間1年以内の金利を指し、「長期金利」は期間1年超の金利を指します。
3.複利型商品で利率・期間が同じ場合は、1ヵ月複利商品よりも1年複利商品のほうが元利合計は大きくなります。
複利型商品で利率・期間が同じ場合は、1年複利商品よりも1ヵ月複利商品のほうが元利合計は大きくなります。
4.当初決めた金利が期間終了まで適用される「固定金利」と期間の途中で金利を見直すことができる「変動金利」という分類もあり、預貯金等の金融商品の購入にあたっては、金利が今後下降しそうな場合には変動金利商品よりも固定金利商品のほうが有利となります。
5.規制金利は法令や政府により取引金利が決められている金利であるのに対し、市場(自由)金利はお互いの需要バランスによって決まる金利です。
6.預貯金金利や企業への貸し出し金利等は、現在、原則としてすべての市場(自由)金利となっています。
7.短期金利は、以前は公定歩合の影響を受けましたが、現在は日本銀行が誘導する「無担保コールレート(翌日物)の金利の影響を受けます。一方、長期金利は、市場参加者による物価や短期金利の推移など将来予想の影響を受けます。
8.約束された利率が満期まで適用される金融商品が規制金利商品、金融情勢の変化などに応じて一定期間ごとに金利が見直されるものが市場(自由)金利商品です。
約束された利率が満期まで適用される金融商品が「固定金利商品」、金融情勢の変化などに応じて一定期間ごとに金利が見直されるのが変動金利商品です。
【問題4】金利の計算式について、次のア~エのうち誤っているものを1つ選んでください。
【注】現価と終価は、1年複利の場合。利率は年利率、運用期間は年数をさす。
単利の計算式
元利合計額=元本×(1+利率×運用期間)
【問題5】金融商品の利回り計算について、以下の文章が、それぞれ正しいか否かを答えてください。
1.金融商品には利息が単利で運用される単利型商品と、複利で運用される複利型商品がありますので、利息や利回りを計算する場合は、その商品がどちらの商品であるのかを確認する必要があります確認する必要があります。
2.利息が20%源泉分離課税扱いとなる金融商品の税引き後利回りとは、20%源泉分離課税後の実際の収益が元本に対して1年当たり何%で運用されたのかを表すものです(復興特別所得税は考慮していません)。
3.同一の利率であれば、通常、単利運用より複利運用のほうが元利合計額は大きくなりますし、さらに運用期間が長くなるほど、あるいは利率が高くなるほどこの差は大きくなります。
4.複利型商品の場合には、MRFのような満期時に課税される商品と期日指定定期預金のように毎月の利払時に課税される商品がありますので、利回り計算には注意が必要です。
複利型商品の場合には、「期日指定定期預金」のような満期時に課税される商品と「MRF」のように毎月の利払時に課税される商品があります。
【問題6】下記の事項につき、ア~エのうち正しいものを1つ選んでください。
■現価計算について
年利率1.5%の1年複利で運用する場合、3年後の100万円の現価はいくらになるでしょうか(計算課程の数値は小数第6位を四捨五入し、解答は円未満を四捨五入)。
ア. 985,222円
イ. 970,657円
ウ. 956,316円
エ. 942,187円
(※計算課程の数値は小数第6位四捨五入、解答は円未満四捨五入。)
・現価=将来の受取金額/(1+利率)運用期間の乗数
分母:(1+0.015)の3乗=1.04568
100万円/1.04568=956,316円
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【問題7】下記の事項につき、ア~エのうち正しいものを1つ選んでください。
■終価計算について
元本100万円を年利率2.0%の1年複利で運用した場合、5年後の受取金額はいくらになるでしょうか(円未満は四捨五入)。
ア. 1,126,162円
イ. 1,104,081円
ウ. 1,100,000円
エ. 1,082,432円
(解答は円未満四捨五入。)
・終価=元本(現在用意している金額)×(1+利率)運用期間の乗数
受取金額(終価)=100万円×(1+0.02)の5乗=100万円×1.10408080…=1,104,081円
【問題8】下記の事項につき、ア~エのうち正しいものを1つ選んでください。
■ある金融商品の税引き後利回りについて
元本200万円を年利率2.5%の金融商品(1年複利)に3年間預け入れた場合、税引き後利回りは何%になるでしょうか。利息は満期時に20%源泉分離課税されるものとします(計算課程の数値は円未満を四捨五入、税金は円未満を切り捨て、解答は小数第3位を四捨五入、復興特別所得税は考慮していません)。
ア. 2.77%
イ. 2.56%
ウ. 2.05%
エ. 1.35%
(※計算課程の数値は円未満四捨五入、税金は円未満切り捨て、解答は小数第三位四捨五入。復興特別所得税は考慮していない)
・元利合計額(終価)=元本×(1+利率)運用期間の乗数
200万円×(1+0.025)の3乗=200万円×1.0768906…=2,153,781円
・収益(税引き前)=元利合計額-元本
2,153,781円-200万円=153,781円
・税引き後収益=収益(税引き前)-税金(20%源泉分離課税分)
153,781円-(153,781円×0.2)=123,025円
・税引き後利回り(%)=実際の収益(税引き後収益)/元本/運用期間(年)×100
・税引き後利回り(%)=123,025円/200万円/3(年)×100=2.05%
【問題9】下記の計算課程のうち、①~⑤に入る正しい数値を語群から選んでください。
■現価と終価の計算について
(係数は小数第7位を四捨五入、円未満は四捨五入)
・現価の計算
年利率2.2%で運用する場合、5年後に100万円にするために用意しなければいけない金額(1年複利の場合)
現価=将来の受取金額/(1+利率)運用期間の乗数
5年後の100万円の現価=100万円/(1+【①】)の5乗=100万円/【②】=【③】円
・終価の計算
現在100万円の金額を用意している場合、年利率2.2%で10年間運用した結果の金額(1年複利の場合)
終価=元本(現在用意している金額)×(1+利率)運用期間の乗数
100万円の10年後の終価=100万円×(1+【①】)10乗
=100万円×【④】=【⑤】円
語群
ア. 1,270,456 イ. 1,243,108 ウ. 916,635 エ. 896,903
オ. 1.270456 カ. 1.243108 キ. 1.114948 ク. 1.090947
ケ. 0.22 コ.0.022
①.コ ②.キ ③.エ ④.カ ⑤.イ
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